Q&A プライバシーポリシー サイトマップ 交通アクセス お問い合わせ


TOP PAGE
再生医療とは
細胞培養室
歯槽骨再生
しわ治療
しわ治療
日帰りインプラント(オール・オン4/6)
スタッフ紹介
再生医療に関するQ&A
再生医療科コラム
患者様の声
医療関係者の方へ
インプラント・しわ治療無料カウンセリング予約

再生医療科コラム

バックナンバー>>

おしえて!再生医療

第1回 最先端のアンチエイジング治療

2007年6月25日

2006年7月より、当院に再生医療科(歯科口腔外科・形成外科)が開設され、夢の再生医療が開始しました。「再生医療」という言葉、テレビや新聞でご存知の方も多いでしょうが、まだまだなじみのない言葉だと思います。そこで今月から、当院の再生医療科に所属する先生方が、再生医療にまつわる様々なトピックをわかりやすくお話していきます。一見むずかしいようですが、アンチエイジングというとても身近な領域で活躍する再生医療。このすばらしさを皆様に知っていただき、QOL(生活の質)の向上に役立てていただければ幸いです。

第一回は形成外科の蛯沢克己先生です。
蛯沢先生には、最先端技術である再生医療を日本に導入した過程と、なぜ当院で再生医療によるしわ治療を開始するに至ったかをお話していただきます。

星ヶ丘マタニティ病院の形成外科の蛯沢克己です。
私はこの病院で、再生医療によるしわ治療を主に行っています。
しわ治療というと一般的には美容外科のイメージなので、なぜ形成外科の私が美容外科に携わっているのか疑問をお持ちの方もいらっしゃると思います。
もともと形成外科とは、体の機能回復とQOL(生活の質)向上を目的とする専門外科で、美容外科もその診療の範疇に入っています。私は人々の美しくなりたいという希望を外科的なアプローチでかなえて、人々のQOL(生活の質)向上のお手伝いをさせていただいているのです。

私が再生医療の研究を始めたのは6〜7年ほど前からです。当時アメリカで行われていた線維芽細胞(せんいがさいぼう)を使ったしわ治療の研究に興味を持ち、名古屋大学の歯科口腔外科の上田実先生の教室で研究を始めました。線維芽細胞とは肌の真皮に存在し、肌のハリや弾力を保つコラーゲンを生成する細胞です。もともとシワは、この線維芽細胞が加齢や乾燥、紫外線などの影響で薄くなり、コラーゲンの生成が減ることが原因で起こります。そこでご自分の線維芽細胞を培養して増やし、直接皮膚のシワ部分に注入することで、コラーゲンの生成を促して肌の若返りを図る画期的な治療が、「自己培養線維芽細胞移植」とよばれる再生医療によるしわ治療です。
アメリカでの研究は素晴らしいものでしたが、細胞培養の際に動物の血清を使っていましたので、この方法では日本に持ち込んでも受け入れられないと思い、日本人に合わせて日本人に抵抗がない形でプロトコルの変更を行いました。
そして2年前にやっと名古屋大学で臨床研究が認められました。日本で初めて自分の細胞を用いた最先端の再生医療で若返りができるということで、大きな話題を呼び、すぐに300人待ちの状態になりました。
大学病院での治験の患者様の予後も良好で満足度も高く、私自身も嬉しく思っていました。しかし大学病院では患者様の受け入れが十分に行えず、初診に来ていただいても治療を始めるのが10年先になってしまう状況が続いていました。患者様からも、もっと早くこの治療が受けられないかと、多くの要望があり、そこでなんとか民間病院でこの治療方法を取り入れてもらいないだろうかと考えていました。しかし、再生医療には高度な細胞培養室(CPC)が必要であり、それを民間病院で持つのは技術的にも資金的にも難しい、などなかなかハードルの高いことでした。
ちょうどその頃、星ヶ丘マタニティ病院の理事長先生の理解と賛同を得ることができたのです。産婦人科の病院でしわや歯の治療とは不思議なようですが、再生医療には自己細胞の培養が不可欠となります。
その点、不妊治療にも力を入れてきたこちらの病院には培養技術に実績がありました。また出産に限らず、女性の一生をトータルにサポートすることをモットーとしてきた病院にとって、アンチエイジングは取り組むべき重要な課題だったそうです。
こうして民間病院として初めて大学病院レベルの高度な施設と技術で再生医療科をスタートすることになった次第です。

星ヶ丘マタニティ病院